2008年11月11日

”権威ある”日本カー・オブ・ザ・イヤーはトヨタのiQに

今年の日本カー・オブ・ザ・イヤー(以下COTY)はトヨタのiQの受賞となった
iQはトヨタの放つ新機軸のコンパクトカー
軽自動車よりも短い全長約3mながら、大人3人と子供1人の4人乗りを実現している
燃費もCO2排出量も従来のコンパクトカーよりも優れている


受賞おめでとうございます

iQやトヨタのエコに対しての姿勢に意見したいこともあるが、今回はカー・オブ・ザ・イヤーについて苦言を呈したいと思う

ご存じの方もいるかと思いますが、iQはまだ発売されていないクルマ
つまり日本カー・オブ・ザ・イヤーを一般のiQのオーナーの意見や社会的な評価を全く反映せずの受賞

以前から発売間もないクルマが受賞することもあったが、発売前のクルマが受賞するのは前代未聞ではないかと思う
以前から消費者不在の投票制度には疑問の声が一部から上がっており(なにせメーカーからの**で評論家が票の配分を決めているので)
そのため一般消費者からの投票で決める、運営をCOTYとは別にする「あなたが選ぶ カー・オブ・ザ・イヤー」(以下CCC)という賞も新設された

(ただこっちでも大賞はiQになりそうな途中結果が公表されている)

とにかく今年のiQ受賞という結果はCCCが新設されたことでCOTYは一般消費者の評価を堂々と無視するようになれたというわけだろうか

念のため断っておくとiQ自体は十分COTYに値するだけのクルマであると個人的に思っている
ただタイミングが悪かった
もっとも秋のこの時期は新型車の発売ラッシュになっており、発売間もないクルマが即時にCOTYを受賞するのもしょうがないといえばしょうがないのかもしれない(発売から一年待って次年度に受賞では販売促進につながらないので)

ただ一般消費者を無視して業界と評論家、自称評論家(マニア)だけで暴走していくのではクルマの未来は暗い

1 件のコメント:

  1. 通りすがりです。
    私は個人的にトヨタ車が好きではありませんが、今回の受賞はそれなりに意義のあるものだと思っています。「運転しやすいクルマ」「運転してて楽しいクルマ」など、様々なクルマの形があり、毎年COTYが決まっていますが、今回は「今後を変えるクルマ」という理由で受賞したのだと思います。今の時代であるからこそ、このクルマが選ばれたのではないでしょうか。批判するのも良いですが、様々な要因や環境もきちんと視野に入れてください。

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