2008年5月31日

機械容姿の欠落




左)クマフォン 右)TZ-802型
左はウィルコムのコンセプトフォンで、右はドコモの初期携帯電話である。
右のデザインをしたデザイナーは左のような携帯電話を予測していたのだろうか?


くまの人形に通信機能を付加し、右手を握れば母親に、左手を握れば父親に電話をかけ、着信は耳が震えて鼻を押せば受話できるという「WP013 くまふぉん」

いまでは誰でも思いつきそうな形になっている。子供がほしがるデザインの携帯電話というよりかは、子供が拒否しない形での携帯電話の提供という形の気がする。
個人的趣向からいえば、ここまで携帯電話が溶け込んでしまうのは良しとしない。
機能だけを持って外装を自分で選べるようになってしまったら自由度が高くなりすぎて
いいデザインの携帯電話は発売されないような気がする。

2008年5月30日

Podcastで講義 同志社大の取り組み

 Apple JapanのHPで Podcastによる大学講義の取り組みを紹介したページを見つけた
教育事例:同志社大学 Podcastによる「いつ、どこででも」受けられる授業(Apple Japan

 大学がPodcastで講義を配信すること自体は今では特に目新しいことではなくなっている。しかし紹介した同志社大では大学の授業をPodcastのみで配信し、学生がそれを見てレポートを提出する授業を国内で初めて実施しています。学生は講義室に集まることなく単位を取ることができる。

 講義のPodcastで生まれるメリットは次のように説明されている
①授業をiPodにダウンロードして、いつどこででも授業を受けられるようになった。
②わからない部分は何度も授業をiPodで見直せるため、より深い学習が可能になった。
③就職活動中の学生など、なかなか授業に参加できない学生にとっても、空いた時間を使って柔軟なスタイルで勉強ができるようになった。
 
 また大学側は高校生などにPodcastを通じて大学の魅力をアピールする狙いもあるようだ。


我らが慶應義塾のPodcastへの取り組みはどうだろうか

慶應義塾が配信しているPodcast

慶應義塾オープンコースウェア(OCW)

注意「WEBデザイン 悪いみほん」ではありません

デザイン言語2007

いわずと知れたSFCの看板講義。今年度は坂井先生・山中先生が担当されています


 ただこれらは残念ながら授業の履修とは何の関係もない「ただの講義ビデオ」に過ぎない。慶應でもPodcastを視聴して課題を提出することで単位が取得できるようにならないだろうか。
 θ館(SFCで一番大きな講堂)で行われる「環境情報学の創造」「総合政策学の創造」や実際に2007年度はPodcastにもなった「デザイン言語」などはPodcastでの履修でも単位の取得を認めてもいいと思うのだが…

どうでしょうか

3G iPhone 日本ではSoftbankからリリース(という考察)



日本ではドコモもしくはソフトバンクからの発売といわれている3G iPhone
Wireless Watch Japanがソフトバンクからの発売が有力であると報じています
3G iPhone for Japan Via SoftBank Mobile(Wireless Watch Japan)*英語です

記事によると正確にはソフトバンクの1モデルとしてiPhoneがデビューするのではなく、ディズニーモバイルのようにソフトバンクの3G網を利用するMVNOになるのではないかということです

 キャリアによる垂直統合モデルと真っ向に対立するiPhoneなので、日本のキャリアはどのようにAppleと手を組むのかと思っていましたが、MVNOとは思いもよりませんでした(もちろん確定した情報ではありません。念のため)

ソフトバンク>AU>ドコモ




ソフトバンク>AU>ドコモ
JIDPOの集計した”デザインに関する意識調査結果”は
携帯電話部門に関してこのようなランキングになった。
ソフトバンクが1位になった理由としては、CMや料金設定など色々な理由が挙げられるだろう。
さてこの集計の2位に位置するappleであるが携帯電話では”iphone”を日本での発売を予定しているらしい。もしこの端末の販売をドコモが行った場合、容易にソフトバンクのポイントを追い抜く事になるだろう。
単純計算はできないだろうが、6月9日に発表されようとしているこの端末がどのメーカーによって販売されるかは大いに注目を集めるだろう。

http://www.jidpo.or.jp/activity/research/0805/res.html

Google android 動く

 Googleがサンフランシスコで開催されたWebアプリ開発者向けのカンファレンス Google I/O で開発中のAndroid携帯のデモを行いました
 かなりリリース版に近くデモ機上でサクサク動いています
 
 動画をどうぞ





 かなりエキサイティングなデモンストレーションです。2008年後半といわれているリリースが楽しみです

その他の写真はこちらからどうぞ
フォトレポート:「Android」に搭載される機能の数々(CNET)

2008年5月29日

PS3発SNS!?

PlayStationからPS3ユーザー向けの新しいSNSサービスである、
PLAYSTATION Home」が
実験的に夏から開始されるそうです。正式には、秋からオープンベータサービス開始する予定のようです。
Q 「PLAYSTATION Home」って??
⇒PS3ユーザー同士が出会い、ゲームやコミュニケーションを楽しめるオンライン上のコミュニティのこと。2008年秋開始予定のオープンベータサービスでは、ゲームの楽しみ方を拡げる機能・サービスを利用できるみたいです。 また、「Home」ではリアルタイムな3Dグラフィックス的なビジュアルで、3人称視点で自在に世界を歩き回ることができちゃうそうです。
Q 主な特徴は??
⇒自分でオリジナルのアバターを作れて、視界に現われる全ての人間キャラクタは他のPS3ユーザーで、予め登録された挨拶メッセージを送ったり、PS3に接続したUSBキーボードを活用してのリアルタイムチャットも楽しめるそうです。

壁etcには、近日発売されるゲームタイトルの広告だったり、ゲームの予告編ムービーそのものetcが掲載される予定で、「ゲーム内広告(Ingame Advertisement)システム」を実践していくそうです。
Q どんなコンテンツがあるの??
⇒①「Game Space」・・・ゲームの中でゲームができちゃう!!
⇒②「Home Theater」・・・チャットしながら、映画をみれちゃう!!


YouTubeっぽいかも!?

⇒③「Basic Apartment」・・・自分でカスタマイズしたオリジナルの居住スペース。友達のアバターもよべる。

⇒④「Luxury Apartment」・・・複数の人を呼べる大きな居住スペースで誕生日会とかもできちゃう。
オンライン上でのパーティーが流行るかも!?

⇒⑤「Hall of Fame」・・・ゲームの記録が残せる。
WiiのMiiと似てるような気がするけど、Miiよりも3D化されてるような気がします。ケータイにもこんなSNSサービスがあったらいいのになぁ。。。。

http://www.jp.playstation.com/info/release/nr_20080422_home.html

http://www.mobile-tech-today.com/story.xhtml?story_id=59983

2008年5月28日

DSパブリックデビュー!?

任天堂からちょっとおもしろいサービスを見つけたのでご紹介♪
任天堂が、DSを公共の場でもっと活用できちゃうNEWサービスの実験開始。
NEWサービス名は・・・・ンテンドースポット
任天堂とパートナーを組むのは、
①日本マクドナルド株式会社
②エヌ・ティ・ティブロードバンドプラットフォーム株式会社(NTTBP)

①㈱日本マクドナルドとのサービス開始は、マクドナルド店舗(世田谷区および杉並区内の21店舗)にて、5月27日から6月末日まで。
マックの商品をDSで閲覧できちゃうみたい。
                  こんな感じ↓
②NTTBPとのコラボサービス開始は、つくばエクスプレス(秋葉原~つくば)の全20駅および列車内にて、5月27日から12月28日まで。
NTTBP社提供の外出先での情報配信プラットフォーム無料ポータルサイト「Wi-Fine for DS」の各種情報閲覧とか、サーバからDSソフトの体験版ダウンロードができちゃうらしい。
                     イメージはこんな感じ↓

これからゲーム機をパブリックスペースで活用できるサービスがどんどんでてくるのかなぁ?ゲーム機も遂にケータイ化(!?)しちゃうのかなぁ??

親指がどんどん鍛えられる。

auの新作の流出画像が出回ってきている。
信頼性は今は置いといて、インターフェースデザインの観点で注目したい端末を見つけた。
W63T。

タイプは、ストレートケータイ。
サイズは、東芝が最近好きなクレジットカードサイズ。
そして、サイズへのこだわりの結果か、明らかにキー配列が特殊。
ここに注目したい。



←キー配列。左:十字キー、右:テンキー。



鵜川邦夫先生のお話によると、欧米は両手文化があるが、日本は独特の片手文化。
このケータイは、サイズからすると、親指を大きくスライドさせて操作か?
やはり、両手の方が打ちやすいだろうか。

早く触ってみたい。

ストレート携帯復興計画


 面白いblogを発見したので、ご紹介☆

 その名も”ストレート携帯復興計画”!

    http://blog.livedoor.jp/keitai_massugu/

 ストレート携帯が図鑑みたいにたくさん載っていて見ているだけでも面白いです。記事もユーザー目線で書いてあって読みやすいです。私は携帯デザインについて初心者なので大変勉強になります。何より、ストレート携帯に対する愛を感じます。こういうblogっていいですね。

 この研究会のblogはまだ始まったばかりで、どういう風に創っていけばいいのか試行錯誤している段階なので、勝手に参考にさせていただきます♪

小中学生の携帯所持について




 私達、慶応大学生の長ともいえる安西先生が座長を務めていらっしゃる教育再生懇談会が、26日にこれまでの審議をまとめた第1次報書を決定し、福田康夫首相に提出したそうです。


 携帯電話サイトの有害情報から子どもを守るため、小中学生には必要のない限り携帯電話を持たせず、持たせる場合は通話機能とGPS機能に限定した端末にするよう、保護者や学校などに協力を求める、という事が基本方針のようです。


 報告書では、保護者や学校、自治体、経済界など社会総がかりで、携帯電話の利用方法についての教育を推進し、必要がない限り携帯電話を持たせないよう、協力を要請するとしていて、やむを得ず持たせる場合は、通話とGPS機能だけの端末に限定するべきだと意見しており、メーカーやキャリアに対して、そういった端末を開発するよう協力を求めるほか、補助金を導入して端末開発を加速させることも検討するとしているらしいです。

 昨日ゲストスピーカーでいらっしゃった鵜川先生が仰っていた、その規制の網を潜り抜けた場合の対処はまだ考慮されていない様でした。

 個人的には携帯電話を持たせない状態でどうやって利用方法の教育を推進するのだろう…と思ったり…

 でも僕らの世代では小学生の頃から携帯電話を持つという事は無かったので今現在持っている小学生の意見を是非聞いてみたいと思いました。

------追記by westyasu

こちらも参照ください。
ケータイを持てなくなる日。

2008年5月27日

私の携帯のテンキー


キーを打ってるところ。




SIMPURE N1のキー。



 今日は鵜川邦夫先生がテンキーについて興味深いお話をたくさんしてくださったので、それを踏まえた上で、私の携帯(SIMPURE N1)のテンキーを例に少し考えてみました。(鵜川邦夫先生、今日は本当にありがとうございました。)

 クリック数が少ないほうがいいか?それとも、クリック数より親指の移動が少ない方がいいのか?
これはなんとも言えませんね。。

 クリック数について → 一つの文字を打つのに最大でも5回クリックで打てます。私自身としてはそんなに気にならないです。

 親指の移動について → 図ってみると、私の親指の長さが5cmで、携帯の横幅が4.4cmなので、一応許容範囲です。縦の移動は楽ですが、横の移動はしにくい感じがします。また、キーは上のほうに配置されているキーのほうが打ちやすく、下のほうに配置されているキーほど打ちにくいです。文字キーを上に配置するデザインもありなのかな、と思いました。

 テンキーのデザインなんて、今まで考えたことがありませんでした。携帯のキーと言えば、上に方向キーやメニュー系のキーがあり、下に文字や数字キーがあるのが当たり前だと思っていました。でも、もっと使いやすい新しいキーデザインがあってもいいんじゃないか、今日はそんなことを考えました。

 例えば、上のほうに文字キー、下のほうにあまり使わないメニューキー、裏に決定キーを配置するとか。私はNINTENDO64で遊んでいた世代なので、裏に決定キーがあるのは、意外といけるのでは!?なんて思いました。どんなキー配置にしたら、今よりもっと打ちやすくなるのでしょうか?そういうのを考えてみるのも面白いですね。

2008年5月26日

新幹線でもブロードバンド ~WillCOM COREとは~

WILLCOM CORE とはウィルコムの発表した次世代PHSのブランド
昨年末に総務省から取得した2.5GHz帯を利用して2009年のサービス開始を目指しているという
COREは "Communication Of Revilution and Evolution" の略だそうだ



具体的なサービス内容は以下のとおり
ウィルコムの報道発表より



Nokia新作!?

Nokiaの新作になるらしい(!?)ケータイ
Nokia E71




http://www.boygeniusreport.com/2008/05/25/nokia-e71-review/
ただ・・・・NokiaのHPには載ってないみたいで詳しい説明はちょっとわからないけど、こんな感じらしいです。


四角からの解放。


有機ELが続々と携帯のディスプレイに装備されだした。
SONYの有機ELディスプレイの市販化は世界中に驚きを与えた。
そんな中、液晶の開発も着々と進んでいる。
最近、このブログでも丸形液晶の開発情報についての投稿が相次いだ。
(こちらもどうぞ、


今回、NEC液晶テクノロジー株式会社は、もっともっと自由な液晶を開発した。

まだ開発段階ではあるが、相当自由度の高い形状の液晶が可能になるという。

携帯が簡単に作れるようになりつつあり、さらにケータイがマシーンからファッションアイテムになりつつある。
趣味性の高いケータイデザインも市販化ができる土壌はますます増えており、ケータイは四角ではなくてもよくなる時代がもうすぐだろうと感じられる。

どう考えてもD4よりかっこいい03



もう、どう考えても03はかっこよすぎる。
やっと持ちたいと思えるPHSの発売がされたといっても過言ではない。
W-ZERO3、W-ZERO3[es]、Advanced/W-ZERO3[es]と着々と進化を続けてきた。
ポケットサイズであり、PDAとしてしっかりとした機能を持つというのは重要なことである。
初期W-ZERO3などはどう考えてもポケットに入るサイズではない。
イルミネーションタッチと呼ばれる部分は、数字のタッチパネルになり、あるときは操作用のUIへと変化する。それでいて下にキーボードがついているのだから、強かすぎる存在であるといって過言ではないだろうか。
何かと、ソフトバンクに遅れを取るウィルコムだが次世代通信による速度上昇で大いなる巻き返しを図ってもらいたいと思う。
通話料金無料のウィルコム。それならばウィルコムの彼女を作らなければ・・・。
まぁそんなことはイーモバイルがキャリア1位になることより厳しいだろう。

新作ケータイ発表のまとめ



夏商戦が近づく中、

各社キャリアからの新作はいつ発表されるのだろうか。
スケジュールをまとめてみた。

ドコモ    ;5/27   15:00 
au   ;6/3    12:00
SoftBank;? (前年、docomoと同日)

ついでに
iPhone     ; 6/9 ?

各社の発表の様子は、それぞれのHPから動画配信される予定。
とりあえず、明日はドコモの新作の情報が沢山ネットを賑わすのだろう。か?

※Wikiの方でDaiがリーク写真を沢山のせてくれていますので、待ちきれない方はチェック。

2008年5月24日

ふるさとケータイ

 この間総務省の報道記事を調べたときに気になった、ふるさとケータイについてまとめてみます。

 ふるさとケータイ事業とは、地域向けMVNO(Mobile Virtual Network Operator)のことです。MVNOとは、携帯電話などの無線通信インフラを他社から借りてサービスを提供している事業者を意味します。地方の活性化や産業創出、情報化の遅れやデジタルデバイドの解消を目的としています。

 具体的に考えられている提供サービスとしては、以下のようなものが挙げられています。
① 地域の高齢者が使いやすいような機能を一部限定した携帯電話サービス
② GPS(位置情報)機能を用いた高齢者や児童の居所確認のためのモニタリングサービス
③ 地方自治体・観光協会、青年会議所等によるイベント情報の提供
④ 台風や地震等の災害時等における関連情報の提供
⑤ 介護サービスや病院情報などの地域行政サービスの周知や当該職員の連絡手段としての活用

 地域に特化した、様々な便利なサービスが考えられますね。

 総務省では「ふるさとケータイ事業」の展開に向けて提案募集を08/03/14~4/14まで行っていました。その結果、40件の提案が寄せられ、公表されています。QRコードや位置情報などを利用した、ケータイならではの地域向けサービスが多数考えられています。
 (→ 提案結果はこちら

 なお、ふるさとケータイ事業の実現に向けた方策については、「デジタル・ディバイド解消戦略会議」において検討が進められています。また、6月に報告書の発行等が予定されています。

 ちなみに、MVNOはアメリカなどでは一般的なようです。MVNOが日本に導入され成功した場合、日本の携帯業界のビジネスモデルが大きく変わってしまう可能性があります。総務省の責任者(大橋秀行課長)は「現時点では携帯電話事業者の垂直統合型モデルはうまくいっているが,モバイルの新しいビジネスモデルを模索したい」と言っています。総務省はMVNOへの網提供を嫌がる携帯電話事業者に門戸を開かせるために努力しているようです。ふるさとケータイ自体のコンセプトはいいですが、裏でいろいろありそうですね。3キャリアともに「ふるさとケータイ事業」の提案を行い、その文中で協力すると言っていますが、形だけであまり乗り気でない印象を受けるのは私だけでしょうか?

 今度はMVNOについて調べてみたいです。


--- 関連記事 ---
お借りして、はじめます

2008年5月23日

”充電する”をスマートに




 セイコーエプソン株式会社は「人とくるまのテクノロジー展2008」に無接点電力伝送モジュールを展示した。従来多くの充電では、充電機器と充電器側両方に金属の接点がありそれらを物理的に接触させて電力を送っている。この技術では金属の接点を用いずに充電機器へ電力を供給する。

 最大2.5Wの電力伝送が可能で電力を受け取る側のコイルは薄さ0.8mm。携帯電話など薄型機器へも組み込みやすいとしている。


この技術が実用化されるとこんなことが可能になる...(かもしれない)



 例えば携帯電話。無接点充電が採用されれば携帯電話のデザインは変わってくるのではないだろうか。
 右の写真「INFOBAR2」は丸みを帯びたボディが特徴のau design project最新作である。デザイナーの深澤氏は「まるで四角い飴が口の中で溶けて丸みを帯び始めたかのような形」と表現している。プロトタイプでは背面はつるっと完全な丸みを帯びているが*、量産機ではカメラ・スピーカ・バッテリーのフタそして充電用の金属接点が深澤氏のデザインコンセプトをスポイルしてしまった。





 他にもペットロボの充電でも、動物のカタチをしたものに充電ケーブルを差し込んだりおなかについているプラスチックのフタを開けて電池交換するよりも、例えばエサの器を模した電力伝送モジュールに近づけるなどで充電された方が自然ではないだろうか。(もちろんSony AIBOのように充電器の似合うロボロボしたデザインもある)



*口の中で溶けかけた飴をイメージ──「INFOBAR 2」のプロトタイプ登場(ITmedia)

ケータイでカーナビを自分好みに!

 株式会社東芝セミコンダクター社は「人とくるまのテクノロジー展2008」にSDconnectと呼ばれる著作権保護デジタルコンテンツ利用システムを展示した。この技術はSDカードを著作権保護コンテンツを再生するための鍵として利用する新技術です。会場ではカーナビとBluetooth搭載のケータイで通信デモを行っていました。写真をご覧下さい。



 カーナビの脇にあるブルーのケータイはBluetooth対応。中にあるSDカードに書き込まれた鍵にあたる情報をカーナビに送ります。カーナビは鍵の情報から、ケータイの持ち主(ドライバー)を判断。カーナビはドライバーに合わせた設定を読み込みます。
 同じ車を家族で使う場合お父さんが運転するときはお父さんの設定を、娘さんが運転する時は娘さんの設定データを読み込みます。例えば最近のカーナビには内臓のHDDにCDの音楽を取り込む機能を持っています。従来のナビでは音楽ライブラリをドライバーごとに分けて管理することは困難でした。好みが違う複数のドライバーが読み込んだ音楽はごちゃ混ぜで保存されています。
 しかしこの技術を使ってドライバーごとにナビが設定を読み込めば、自分が運転している時は自分の読み込んだ音楽ライブラリだけを再生することが出来るようになります。 車を降りる時に聞いていた音楽を次に車に乗りこんだ時にレジュームして再生するデモなどを行っていました。
 
 そのほかにもエアコンの設定やルート情報、ナビのメニュー画面のテーマなどナビの個人設定全てをケータイだけで一元管理する事が出来ます。

□い画面を○くする

 東芝松下ディスプレイテクノロジー株式会社は「人とくるまのテクノロジー展2008」に、自動車のメーターパネルへの使用を想定した円型の液晶ディスプレーを展示した。
 同社による説明によると低温ポリシリコン技術により、ガラス上にLCD駆動ドライバーを曲線状に形成でき、円形やコーナーラウンド型の液晶ディスプレーをつくることが可能になったとしている。
 百聞は一見にしかず。動画をご覧下さい。

 細かいスペックは以下の通り

  • 低温ポリシリコンTFT
  • 円型画面サイズ 62mmφ
  • 解像度 240×240
  • コントラスト 600:1
  • LEDバックライト

 四角くない画面を持った携帯電話が登場すれば相当なインパクトがあると思います。(もちろん便利かどうかは別ですが)

 円型画面を生かしたUI(GUIを含めた)は一体どんなになるのか面白そうです。

志向高き、ケータイデザインについて考えた。

12

先日、車内にて、

「らくらくホンとワンセグケータイ」を駆使する、
おじいちゃんを見つけた。


写真1は、アメリカで高齢者を狙ったケータイ事業を行うMVNO jitterbug が販売する端末。
サービスがケータイのデザインに影響を与えている。
一方、見ていると息が詰まる。
それは、「機能を制限している」にしか見えないからかもしれない。


最近、ドコモの端末ランクで「らくらくホン」が常に上位にいる。
富士通のらくらくホンシリーズは1000万台を超えた。
らくらくホンを巡って、ドコモがSoftBankを訴える程*、市場としても見込まれている。

そして着目したいのは、
今、使い慣れた子機から発想したデザインのものから段々と高機能化が進み、それが支持されていること。
支持されている、富士通のらくらくホンシリーズは、はじめから機能制限的な発想は無い。
原研哉氏監修の新型(写真2)は、機能的には90xシリーズにほぼ準拠している。(というか、ベースは同じ)
富士通は、プロダクトデザイン的アプローチよりも、ガイド機能やフォント改善、さらに音声入力(技術ALFAOM)などのアプリケーション上で"らくらく"を追求している。
そして、高齢者だから機能を制限するのではなく、必要な機能を高齢者が健全に判断でき、使えるようにすることを感ぜられ、好感が持てる。

最後にもう一つ、増えつつある子供向けケータイにも目を向けたい。
auのジュニアケータイは、表示は殆どひらがなで、メニューに「メールができるよ」といったガイドがついている。
さらにハードもソフトも原色系を用いた明示性の高い色使い。
そして、位置情報や緊急連絡機能、防犯ブザーなども装備。
シニア向けケータイにも使える、通じる キゴウ が相当散らばっている。
そして、かっこいい(かわいい)。

柴田文江さんにシニア向けケータイを依頼したら、
おそらくジュニアケータイに通じるものが出てくるに違いない。
見てみたい!

2008年5月22日

不謹慎な携帯~手榴弾


 ボスニア・ヘルツェゴビナで、父親に携帯電話を取り上げられた少女が、父親に手榴弾を投げ付けようとして警察に一時身柄拘束される騒ぎがあった。これだけでも問題だが、少女の手榴弾の入手先がわからないそうだ。
 騒ぎがあったのはボスニア北東部の町ドボイ。警察によると、携帯電話をめぐり父娘の間で口論になり、父親が携帯電話を取り上げ、返すのを拒んだところ、少女が手榴弾を投げ付けると脅したのだという。けんかの原因は携帯電話の使用料があまりにもかさみ過ぎたことらしい。
http://negimawing.blog26.fc2.com/tb.php/480-224db01e


携帯電話>>>父親の命 というのは滑稽な話である。
しかし、誰でも見られたくないメールの1つや2つ入っているものである。
携帯電話と手榴弾はこの事件ではない方で有名である。
イタリアの小規模テロではバッテリー部に火薬を入れ、手榴弾となる。
また、設置爆弾の遠隔起爆装置としての役割ができるらしい。
願わくば携帯電話がテロや殺人事件や浮気騒動の起爆剤として使われない事を願う。

PRADA Phone発売日決定!!




PRADA Phoneの発売日が6/1に決定したそうです。
何回かブログで紹介されてるけど、まだ紹介されてないとこをご紹介♪

【知っ得!?】~実は・・・PRADA Phoneはここまで凝ってる!!~

                        ↑液晶用のペン


                        ↑レザーケース                         ↑ボックス

ケータイの本体だけでなく、こんなところまでデザインされてるんですね。ボックスのデザインもしちゃうところとか、時計みたい☆☆

不謹慎な提唱~のこり730日~


自分は、あえて携帯電話以外から携帯電話についての話を。
これは”Bunny Suicides”という作品なのだが、直訳して”うさぎの自殺”である。
ユーモアあふれる自殺方法についてかわいいウサギが実行中の動画です。
半導体を用いた冷蔵庫が最初、自分自身で自壊してしまう、という話があった。
ソニータイマーという言葉をその時思い浮かべた。
そこから導き出したのは、携帯電話自身が自壊するというのはどうだろうか? 
長く使うことにより電話に愛着を沸く。
しかし、多くの携帯電話会社は 新しい機種に乗り換え、
新しい機能を開発し、使ってもらうことが目的のひとつとされている。
だからこそ、使用可能日数を最初から待ちうけに明記して、
その期間だけ使ってもらえる携帯を考え付いた。
プリペイド携帯とは違い、それ以上の日数を使えることはない。
決まった期間だけの相棒となる。


730日後、使い手が寝てる頃、携帯電話は人知れずカバンから歩き出し、
データーを消去し土に還るのであった。

2008年5月21日

KDDIとNHK・・・!?

KDDINHK7月から携帯端末向けのマルチメディア放送に関する調査を共同で行うそうです。

〈調査概要〉

携帯電話向けに提供される「音声、映像、データ放送」を組み合わせたデジタルラジオ放送を使い、NHKが制作する番組を実際にお客さまに視聴・ご利用いただき、視聴動向・ニーズなどについて定期的にアンケート調査を実施することのようです。
〈アンケートの調査内容〉
・デジタルラジオ放送の総合的な利用動向を把握する
・携帯端末での視聴に適した放送コンテンツのあり方を調査する
・お客さまのニーズにあった放送時間帯の検証を行う


http://www.kddi.com/corporate/news_release/2008/0521b/index.html



これからのケータイはやっぱり静止画だけじゃなくて動画とかも主流になるのかなぁ?( ..)φ
ケータイ×TVが連携して、テレビをネットで変える時代がもうすぐそこまでに来てるのかもしれないなぁって思いました♪

電子楽器は、どんな形?

帰りにコンビニでmonomagazineを立ち読みしてたら見つけました。

直接ケータイと関係あるか、わかりません。
しかし、インターフェースとして興味深いです。
コミュニケーションツールとしての適応も開発中とのことです。

TENORI-ONはメディアアーティスト岩井俊雄とヤマハとのコラボレーションによって制作された21世紀の音楽インターフェース。
16×16個のLEDボタンを使って、音楽の知識がなくても視覚的・直感的に作曲/演奏することが可能です。
デモをみても、説明をよんでも、まだよくわかりません。
しかし、とても気になります。
どなたか詳しい方は追記お願いします。
でも映像⇩


餘談ですが、ヤマハは近年、とても勢力にデザインに力を入れていますね。
昨年、浜松に行ったとき、駅構内のショールームで、伝統的なグランドピアノとは一線を画した、ピアノが展示されていたのが印象的です。
ただ、日本メーカーがデザインに力を入れているということは、裏返せば、頭打ち市場であるのだと、大概言えるのではないかと、最近感じるようになりました。
実際、国内では、1970年代以降、ピーク30万台/年から現在は3万台/年まで落ち込んでいる。
ヤマハは、グランドピアノの国内生産は1万6千台/年で、そのうち1万台は主にアジアの海外輸出とのこと。参考
なるほど、一家に一台のグランドピアノが夢な時代があったと聞いたことがありますが、もう、昔の話です。
勝手な予想では、サイレントバイオリンがターニングポイントだったのではないでしょうか。
そういえば、発売されたとき、親におねだりしようとした気がします。
未だに欲しいです。

2008年5月20日

[memo]自宅電話とケータイの融合


外で携帯 家ではIP電話 ドコモ、来月新端末 融合本格化(東京新聞)

固定電話回線をつかったIP電話と携帯電話通信の両方を切り替えて使える(FMC)、ケータイ電話が発売される。

2008年5月18日

2030年のモバイル社会ビジョン


久しぶりにブログ書きます♪
HP見てたら、ちょっと見つけたのでご紹介!!
字が見にくいけど・・・
2030年のモバイル社会ビジョンについて書いてあるもので、徳田先生が座長となっているプロジェクトです。
かなり簡潔に言うと・・・
少子化・高齢化などの社会問題や温暖化などの環境問題を考慮した、新しい未来的なモバイル社会を形成していくことが必要となってくるようです。
説明すると、長くなっちゃうので。。。
すみませんが、
興味がある方は
ここ見てください↓m(__)m
http://www.moba-ken.jp/vision/index.html

ケータイを持てなくなる日。

PHOTO;flicker


我らの学長が座長を務める、政府系の教育再生懇談会が、小中学生の保護者に対し、子供にケータイを持たせないよう、求めるという提言をしようとしているというニュース。
コドモに持たせるケータイは、通話と居場所確認のみにする。法的なフィルタリングの強制適応の義務化などの提案も含む。

福田総理の意見(議事録より)
携帯というのは一体何のために必要なのかということを考えなきゃいかんだろうと思うんですね。私は、携帯を持っていても悪いことばっかりで、良いことは地震とか何とかがあったときに連絡がつきやすいというようなことぐらいかもしれない。もしそうであるならば、携帯がなくてもそういうときにはどういうふうにしたらいいのかと、そういうことを教えるのが本当ではないかと思いますね。
この携帯も、連絡という目的のために使うのであれば、その目的にかなうような携帯、(略)そういう携帯で良いのではないかというふうに思いますけどね。ネットに接続できると悪い大人に利用されるだけなんですから。そのことを一つよろしく御検討を願いたいなと思います。

確実に、コドモに対するケータイ(インターネット)の悪影響を論じる風潮が日にゝ強まってきている。

一方、行政による規制に対するこんな意見もある。
他の授業で調べる機会があったので、見つけたコラムを読んでもらいたい。
未成年携帯フィルタリングという「愚策」

個人的には、どうも大人(しかも一部の)の間で凄くはやっている”話題”のように見えてしまう。そして、即解決されるかの如く、安直な規制論が気になる。
さらに、社会、保護者に対する提言にすぎず、当のコドモ(既にケータイを味わってしまった)へは、届いていない感が否めない。まるで教育問題のように。

じゃあ、どうすんだよ?と聞かれても困るのが正直だが、考え続けておきたい。

2008年5月16日

まーるい液晶


ちょっと見つけちゃったので。
丸形液晶をLG Displayが開発したそうです。
以前、スピードメーターとかタコメーター用に円形液晶があればねぇ...って話をカーデザイナーがしていたのを思い出した。
しかし、残念なのは、時計盤を披露されても、液晶表示しているのかが分かりづらい。
とはいえ、いつも四角、直線を基調としたデザインが多く、
なんとかレンジャーの腕時計型モバイル機器からの脱却ができそうな気がする。
とってもアナログな時計のインターフェースだけど、実はケータイなんてのはいいかもしれない。
TWC1150,Wristomo


*追加080518。
坂井先生で、丸い液晶についてのブログの記事がありました。ここ
昨年、既に東芝松下ディスプレイが丸形液晶を開発していた。。。詳細



2008年5月15日

ヘッドセットは当たり前になるか


以前、√【骨伝導技術】Jawboneを取り上げた。

その新作がアメリカで発売開始された。
新作は、50%の小型化とさらなるノイズキャンセリングの強化が成されたという。
さらに、デザインがよりパーソナルで、かつゴージャスになったように見受けられる。
オプションで、耳のひっかけ部分に革カバー(earloop)を付けることもできるらしい。

アメリカでなぜ、ヘッドセットが注目されているのか。
それは、車大国アメリカのCaliforniaとWashingtonという大きな州が運転中の電話を6月から禁止し、”hands-free manner”を進めている事が大きく関わっているようだ。
そして、わざわざカーステレオにハンズフリーキットを埋め込む手間がなしに、ハンズフリーができる、bluetoothヘッドセットはぴったりの商品のよう。

では、日本は?
auが積極的にbluetooth搭載を進めている。

しかし、欧州ほどではない。
欧州では、GSM方式が他方式よりアンテナ出力が大きいために脳腫瘍を恐れる人が、
コード式外部ヘッドセットを付けるため、潜在的にヘッドセット需要があった。
そして、運転中の通話がより厳しい欧州の背景もある。
そこで、急激に広がっているそうである。

とはいえ、日本人でもヘッドセットを愛用している人もいるようだ。
日本も2004年11月から道路交通法改正で、クルマ会社はハンズフリー対応を進めた。
そして、徐々に広がりつつある。


普及の最後のネックは、
電話を耳元に構える所作=「電話をする」行為
この図式を壊す事だと個人的に思う。
電話の歴史を長らく占めてきた当たり前を壊すこと。
歩きながら、ヘッドセットで通話するのは、少し抵抗がないだろうか?

アメリカ人もやはりヘッドセットを付けて電話する風景は少しおかしく、LEDの青い光がロボットのように見えるとも言っている。日本人とさして感覚は違わらないようだ。



特に日本人は、人目を凄く気にする方だと思う。
でも、みんながやれば怖くない。
ヘッドセットを大々的にプロモーションすれば、すんなり普及しちゃう気もする。

さらに、Jawboneをはじめとして、デザインにこだわったりジュエリーテイストのヘッドセットがどんどん出てきているために、「おかしい」感覚は減ると思う。
そして、ケータイ(通話)=ヘッドセットとなるのもそう遠い話ではない気がするのは、
僕だけだろうか。

長くなって失礼しました。
明日がんばりましょー。

TOPに戻る

©2008 SFC坂井直樹研究室