2008年7月2日

携帯ソフトウェアのジレンマ(ゲーム編)



ホントウニセンスノイイCMデスネ


897万人(2004年)
これは携帯電話ゲーム市場の人数である。
しかしこの人数は、去年までで1500万人~2000万人規模にまで一気に膨れ上がった。
その理由はSNSサービスである。

上記の動画のようにSNSサービスと携帯ゲームを組み合わせたコンテンツをモバゲータウンというものができた。ただゲームをするだけでなく、ユーザー同士の交流や、討論など、いろいろな事をやっている。実際、いままで携帯電話でゲームをしなかったユーザーが外に持ち歩き
携帯電話を使いゲームをするため、人数だけでなく携帯電話のアプリ使用時間も大幅にのびている。また、CMの効果もあってかモバゲー=無料携帯ゲームSNSという意識を皆が持っているようだ。

さて、そんな無料携帯ゲームによって新たな問題が生まれている。
それは有料アプリ配信サイトだ。モバゲータウンではかなり高いクオリティのゲームを配信している。無料といってももちろん制作会社がいて、芸能人のタイアップや一発モノのネタなゲームなどさまざまなものがある。
それがすべて無料なのである!なんともユーザーにはうれしい話である。
しかしその反面、有料アプリ配信を行っていたサイトが儲からなくなっているのだ。
ユーザーが増えているはずなのに、ゲーム単独での収益というのは横ばいである。
だからといって製作コストを考えると、無料配信に打ち出せるわけではなく、ユーザーが多いのに儲からないといったような、ジレンマを多くの携帯ゲーム会社は抱えている。 (続く)

2 件のコメント:

  1. 記事ありがとう!

    アプリ価格のジレンマは難しい問題だよね…

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  2. >絢 さん
    どういたしまして~
    買い取り式のアプリが少ないのも問題だと思うんだよねぇ~
    それだったら無料と有料のある程度別れると思うんだけど。

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