2008年5月31日

機械容姿の欠落




左)クマフォン 右)TZ-802型
左はウィルコムのコンセプトフォンで、右はドコモの初期携帯電話である。
右のデザインをしたデザイナーは左のような携帯電話を予測していたのだろうか?


くまの人形に通信機能を付加し、右手を握れば母親に、左手を握れば父親に電話をかけ、着信は耳が震えて鼻を押せば受話できるという「WP013 くまふぉん」

いまでは誰でも思いつきそうな形になっている。子供がほしがるデザインの携帯電話というよりかは、子供が拒否しない形での携帯電話の提供という形の気がする。
個人的趣向からいえば、ここまで携帯電話が溶け込んでしまうのは良しとしない。
機能だけを持って外装を自分で選べるようになってしまったら自由度が高くなりすぎて
いいデザインの携帯電話は発売されないような気がする。

4 件のコメント:

  1. 大人からの視点で作られた
    アイデアのように思いますね。
    本当のところ、子供は大人が
    持っているケータイが欲しいのではないかな?

    男性カーデザイナーが作った女性仕様車
    という車が昔あった。ことを、思い出す。
    もちろん売れなかった。

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  2. くまフォンの機械部分を見ているとウェアラブルなケータイも、あと2~3年で実現可能な気がしてきます。近い将来に通話機能のあるTシャツがユニクロから登場するんじゃないかと妄想してしまいます

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  3. >naokixさん
    コメントありがとうございます。
    ”大人のお茶づけ”の心理ですね!
    すごく、小学生の時食べたかった永谷園の大人のお茶漬け、実際に食べてみるとどーということはなかったみたいな。
    だとすると、大人っぽい携帯電話にプラスしてGPSや警報装置をつけたものを販売する事が一番求められてるかもしれませんね。
    そういえばタマゴッチ携帯って売れたんですかね?

    >yukiさん
    コメントありがとうございます。
    ウェアラブルな携帯、2,3年でできてしまいますか。携帯業界の進化はすごいですね。
    たしかにユニとかGAPとか洋服ブランドが通信機器付洋服を販売してきたら、もうキャリアよりも自分の服のセンスで電話会社を選ぶ時代が来るかもしれませんね。

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  4. そういえば、以前、佐藤可士和さんがデザインしたドコモの2代目キッズケータイ(http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20071217/1005463/?ST=yahoo_headlines)の時の調査は、「子供は、大人が持っているようなケータイがほしい」というものだったようです。

    子供は「子供っぽい」と思われるのがイヤなのかもしれないですね・・・・。

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