2008年5月18日

ケータイを持てなくなる日。

PHOTO;flicker


我らの学長が座長を務める、政府系の教育再生懇談会が、小中学生の保護者に対し、子供にケータイを持たせないよう、求めるという提言をしようとしているというニュース。
コドモに持たせるケータイは、通話と居場所確認のみにする。法的なフィルタリングの強制適応の義務化などの提案も含む。

福田総理の意見(議事録より)
携帯というのは一体何のために必要なのかということを考えなきゃいかんだろうと思うんですね。私は、携帯を持っていても悪いことばっかりで、良いことは地震とか何とかがあったときに連絡がつきやすいというようなことぐらいかもしれない。もしそうであるならば、携帯がなくてもそういうときにはどういうふうにしたらいいのかと、そういうことを教えるのが本当ではないかと思いますね。
この携帯も、連絡という目的のために使うのであれば、その目的にかなうような携帯、(略)そういう携帯で良いのではないかというふうに思いますけどね。ネットに接続できると悪い大人に利用されるだけなんですから。そのことを一つよろしく御検討を願いたいなと思います。

確実に、コドモに対するケータイ(インターネット)の悪影響を論じる風潮が日にゝ強まってきている。

一方、行政による規制に対するこんな意見もある。
他の授業で調べる機会があったので、見つけたコラムを読んでもらいたい。
未成年携帯フィルタリングという「愚策」

個人的には、どうも大人(しかも一部の)の間で凄くはやっている”話題”のように見えてしまう。そして、即解決されるかの如く、安直な規制論が気になる。
さらに、社会、保護者に対する提言にすぎず、当のコドモ(既にケータイを味わってしまった)へは、届いていない感が否めない。まるで教育問題のように。

じゃあ、どうすんだよ?と聞かれても困るのが正直だが、考え続けておきたい。

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