2008年5月15日

ヘッドセットは当たり前になるか


以前、√【骨伝導技術】Jawboneを取り上げた。

その新作がアメリカで発売開始された。
新作は、50%の小型化とさらなるノイズキャンセリングの強化が成されたという。
さらに、デザインがよりパーソナルで、かつゴージャスになったように見受けられる。
オプションで、耳のひっかけ部分に革カバー(earloop)を付けることもできるらしい。

アメリカでなぜ、ヘッドセットが注目されているのか。
それは、車大国アメリカのCaliforniaとWashingtonという大きな州が運転中の電話を6月から禁止し、”hands-free manner”を進めている事が大きく関わっているようだ。
そして、わざわざカーステレオにハンズフリーキットを埋め込む手間がなしに、ハンズフリーができる、bluetoothヘッドセットはぴったりの商品のよう。

では、日本は?
auが積極的にbluetooth搭載を進めている。

しかし、欧州ほどではない。
欧州では、GSM方式が他方式よりアンテナ出力が大きいために脳腫瘍を恐れる人が、
コード式外部ヘッドセットを付けるため、潜在的にヘッドセット需要があった。
そして、運転中の通話がより厳しい欧州の背景もある。
そこで、急激に広がっているそうである。

とはいえ、日本人でもヘッドセットを愛用している人もいるようだ。
日本も2004年11月から道路交通法改正で、クルマ会社はハンズフリー対応を進めた。
そして、徐々に広がりつつある。


普及の最後のネックは、
電話を耳元に構える所作=「電話をする」行為
この図式を壊す事だと個人的に思う。
電話の歴史を長らく占めてきた当たり前を壊すこと。
歩きながら、ヘッドセットで通話するのは、少し抵抗がないだろうか?

アメリカ人もやはりヘッドセットを付けて電話する風景は少しおかしく、LEDの青い光がロボットのように見えるとも言っている。日本人とさして感覚は違わらないようだ。



特に日本人は、人目を凄く気にする方だと思う。
でも、みんながやれば怖くない。
ヘッドセットを大々的にプロモーションすれば、すんなり普及しちゃう気もする。

さらに、Jawboneをはじめとして、デザインにこだわったりジュエリーテイストのヘッドセットがどんどん出てきているために、「おかしい」感覚は減ると思う。
そして、ケータイ(通話)=ヘッドセットとなるのもそう遠い話ではない気がするのは、
僕だけだろうか。

長くなって失礼しました。
明日がんばりましょー。

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