2008年5月23日

”充電する”をスマートに




 セイコーエプソン株式会社は「人とくるまのテクノロジー展2008」に無接点電力伝送モジュールを展示した。従来多くの充電では、充電機器と充電器側両方に金属の接点がありそれらを物理的に接触させて電力を送っている。この技術では金属の接点を用いずに充電機器へ電力を供給する。

 最大2.5Wの電力伝送が可能で電力を受け取る側のコイルは薄さ0.8mm。携帯電話など薄型機器へも組み込みやすいとしている。


この技術が実用化されるとこんなことが可能になる...(かもしれない)



 例えば携帯電話。無接点充電が採用されれば携帯電話のデザインは変わってくるのではないだろうか。
 右の写真「INFOBAR2」は丸みを帯びたボディが特徴のau design project最新作である。デザイナーの深澤氏は「まるで四角い飴が口の中で溶けて丸みを帯び始めたかのような形」と表現している。プロトタイプでは背面はつるっと完全な丸みを帯びているが*、量産機ではカメラ・スピーカ・バッテリーのフタそして充電用の金属接点が深澤氏のデザインコンセプトをスポイルしてしまった。





 他にもペットロボの充電でも、動物のカタチをしたものに充電ケーブルを差し込んだりおなかについているプラスチックのフタを開けて電池交換するよりも、例えばエサの器を模した電力伝送モジュールに近づけるなどで充電された方が自然ではないだろうか。(もちろんSony AIBOのように充電器の似合うロボロボしたデザインもある)



*口の中で溶けかけた飴をイメージ──「INFOBAR 2」のプロトタイプ登場(ITmedia)

1 件のコメント:

  1. 最後の犬のテツはペットロボットというよりかは個人用戦術兵k(ry
    詳細はYOUTUBEなどの動画にて・・・。

    返信削除

TOPに戻る

©2008 SFC坂井直樹研究室