2008年5月28日

小中学生の携帯所持について




 私達、慶応大学生の長ともいえる安西先生が座長を務めていらっしゃる教育再生懇談会が、26日にこれまでの審議をまとめた第1次報書を決定し、福田康夫首相に提出したそうです。


 携帯電話サイトの有害情報から子どもを守るため、小中学生には必要のない限り携帯電話を持たせず、持たせる場合は通話機能とGPS機能に限定した端末にするよう、保護者や学校などに協力を求める、という事が基本方針のようです。


 報告書では、保護者や学校、自治体、経済界など社会総がかりで、携帯電話の利用方法についての教育を推進し、必要がない限り携帯電話を持たせないよう、協力を要請するとしていて、やむを得ず持たせる場合は、通話とGPS機能だけの端末に限定するべきだと意見しており、メーカーやキャリアに対して、そういった端末を開発するよう協力を求めるほか、補助金を導入して端末開発を加速させることも検討するとしているらしいです。

 昨日ゲストスピーカーでいらっしゃった鵜川先生が仰っていた、その規制の網を潜り抜けた場合の対処はまだ考慮されていない様でした。

 個人的には携帯電話を持たせない状態でどうやって利用方法の教育を推進するのだろう…と思ったり…

 でも僕らの世代では小学生の頃から携帯電話を持つという事は無かったので今現在持っている小学生の意見を是非聞いてみたいと思いました。

------追記by westyasu

こちらも参照ください。
ケータイを持てなくなる日。

4 件のコメント:

  1. http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku_kondan/index.html

     重要な問題ですよね。

     携帯を持つ意味って何なんだろう?携帯でのインターネットはダメで、PCでのインターネットはOKってどうなんだろう?

     個人的には、ただ禁止するだけじゃなく、もっと他のアプローチがあってもいいんじゃないか、と思います。

     020さんが記載したように、大人が勝手にフィルタリングやらなんやら言ってるだけで、子供の意見をまったく聞いていませんよね。子供の意見にも耳を傾けて、一緒に問題を考えていけたらいいですね。

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  2. 020さん

    >個人的には携帯電話を持たせない状態で
    >どうやって利用方法の教育を推進する
    >のだろう…と思ったり…

    うまい!

    確かに、子供だからと無菌室に入れて、一定の年齢になったら、すぐにジャングルに放つ、というのも、どうかと思うのですよねぇ・・・。もしかすると、情報を収集・加工・発信したり、変に叩かれても大丈夫なタフネスやリテラシーが、これからの時代は本当は必要なのかもしれないし。

    そう考えてみると、安易に無菌室に置くのではなくて、段階的に解禁したり、情報との付き合い方を学ぶカリキュラムの一部として、ケータイは持たせて慣れさせた方がいいんじゃないかとも思います・・・・

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  3. 僕の家はかつて(50年前)漫画禁止でした。
    でも友人の家に行って読んだり。
    布団の中で懐中電灯で読んでいました。
    結局今そこにあるものを、いくら禁止しても
    魅力のあるモノのパワーには負ける訳です。
    「未来世紀ブラジル」という映画にも
    そのあたりのことが描かれています。
    ぜひ見てください!

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  4. そういえば、私の弟は慶應SFCの高校に通ってるけど、(授業中に電源切っておけば)普通に携帯OKなはずですよ?
    確か中学に入学したときから携帯を持って学校に通っていたと思います。
    学校側として許可を出しているはずです。
    なんか矛盾しているような…(^^;)

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