2008年5月8日

エージェントとしてのケータイ

偶然見つけた、今人気急騰中?の新しいSNSのサービス。

携帯向けコミュニケーションメディアの企画・開発を手がけるCLON Labは、同社が運営するコミュニケーションサイトの「CLON」が、立ち上げから3週間で200万PVを突破したと発表した。
 CLONはケータイの中に住む分身がユーザーとのコミュニケーションで成長し、話し相手やアドバイザーになってくれるコミュニケーションサービス。分身となるクロンは語感分析に基づいて生成され、他のクロンとの交流や相性診断も楽しめる。
自分の呼び名と性別を入力すると、名前の音が脳に与える印象を脳機能論の立場から分析する「名前語感分析」に基づいたクロン(分身)が生成される。
1日1問のクロンからの質問に答えることで、クロンがユーザーの特性を学ぶ仕組
み。クロンはRSS情報の中から注目の話題をユーザーに提供したり、日記を書いたりとコンシェルジェ的な役割を果たすほか、相性診断(異性・同性)や人間力判断のベースにもなる。また、クロンを通じて仲良くなった相手とはミニメールを通じたコミュニケーションが可能だ。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0804/25/news120.html
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0805/08/news007.html

面白い。
ケータイが自分の分身であり、自分の対話相手となる。
対話といっても自由に会話するわけではないが。
しかし、ユーザーからすれば、受け身であっても関われることができる。
さらに、自分がどんな人間であるのか、それがわかってくる。おそらく、自分に似たCLONは、だんだんと愛着がわいてくるだろう。
また、話しかけてくれる人がいるという錯覚は、大きなニーズがありそうな気がする。
そして、SNSであり、実際の多くの人が参加しているところが持続性、広がりを支えるのだろう。
個人の性格、嗜好がかなりわかってくることからもビジネス的にも注目されてそう。

1 件のコメント:

  1. 他の人ともコミュニケーションをとれるのは、プロフやモバゲーにも通じますよねえ。

    キャラクターに感情移入できれば、それほど「マーケティングのダシに使われている」という感覚がなくて良いかもしれません。いやあ、なかなか面白い。ちょっと試してみたくなります。

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